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株式会社サンワ、新人の石村です。
入社早々「お前、ザスパ担当な！」と上司に肩をたたかれました。

「略してスパ担！」
…いったいコノ人は何を言ってるんだろう？

「まぁーあれだ！とりあえず実際に試合を見てきて何かをモノにして来い！」と、訳もわからず上司にザスパの観戦チケットを渡されました。

「とりあえず行ってみるか…」
はっきり言って、あまり乗り気ではありませんでした。

僕が向かった先は敷島陸上競技場。
「ヤバイ…、試合始まってる…」
持ち前のやる気の無さが災いし、さっそく遅刻しての入場です。

試合はややザスパ優勢に運ばれています。
「これが最近よく言われるポゼッションサッカーか」と玄人ぶっていたその時…！！

『ザス〜パ草津！！』

と連呼する謎の集団が！？いや、服装を見れば一目瞭然、彼らがザスパのサポーターです。

「それにしてもこの異様な盛り上がり方はなに？」

そんなサポーターに混じりたくても混じれない内向的な僕。場内でウロウロしていると、熱心にシャッターを切っている一人の女の子に会いました。

なんとサンワのビブスを着ているではありませんか！
「なにやってるんですか？」
内向的な僕ですが話かけてみました。どうやら美大生でスポーツフォトの作品を作製中とのことです。

彼女の持っている立派な一眼レフカメラにくらべて、僕のは手のひらサイズのかわいいデジカメ。しかもフツーのTシャツで来ている僕はあきらかに一般人。見た目から負けた…

試合終了。残念ながらこの日の試合は2対1でザスパの負け。がっくり肩を落とすサポーターにまぎれて会場を後にする僕。

すると見慣れないテントを発見！
（入場時は急いでいたので気が付かなかった）

『我が街にもＪリーグ観戦の出来るスタジアムを造る会！』の文字がでかでかと掲げられています。

Jリーグ昇格には、一定基準を満たすスタジアム保有が必須条件ですが、群馬県には条件を満たすスタジアムがありません。そこで、ザスパ12がスタジアムの新設や改修を求めて行動を開始したのです！

試合会場に行くと、ザスパ12のメンバーがメガホン片手に署名活動をしています。僕も署名してきました！コワモテ（？）の人もいましたが、話しかけてみるとサッカー好きのいいお兄さん達ばかり。

「群馬にJリーグを！」に一票、僕も投票してきました。

≪次回に続く≫