今回は碓氷峠にある旧信越線(横川駅〜軽井沢駅)の廃線敷、『アプトの道』を歩こう企画です。

って、『アプトの道』の『アプト』ってなに?

そんな方は、まずここ。横川駅の向かい側、『碓氷峠鉄道文化むら』へ行ってみましょう。

『碓氷峠鉄道文化村』は横川運転区跡地に建設されたテーマパークなのです。跡地だけあって、駐車場に入ったところから列車が走っていたときのまま、線路が残されています。

ところで、肝心な『アプト』ですが、ちゃんと『鉄道資料館』なるものから、調べてきましたよ。


アプト式
急な坂を登り下りする歯車式鉄道の一種。車体の歯車と歯形レールをかみあわせている。ドイツ人ローマン・アプトの考案。正式にはドイツ語読みで“アプト”だが鉄道現場では“アブト”と呼んでいた。

…だそうです。考案者の名前なんですね。これでちょっと体のムズカユイところがなくなりましたね。フゥー。

『鉄道資料館』を出て歩いていると、

「♪カン、カン、カン…」

おや?聞き慣れた音がするぞ?と、見たところ、そこにはミニ踏切があります。鳴り始めてからしばし待ったところ、『ミニSL』が走っているじゃないですか。
しかも、よく見ると、本物の石炭使ってます、このSL。ミニなのにすごいです!


●ミニSL●
炭水車と客車を連結した5インチゲージ(?)の蒸気機関車。1周約300mの軌道を走ります。雨天も運転しますよー

【ミニSL運転時刻】10:30〜12:00、13:30〜16:10の間約10分おき
※土休日はファミリー列車の運行になります。ミニSLは乗れません


こちらは、園内をグルリと一周できる蒸気機関車の「あぷとくん」。乗ると園内を一望できたりもします。

【あぷとくん運転時刻】
午前… 9:30より30分おきに12:00まで
午後… 13:30より30分おき16:00まで(16時台は16:10があります)


そして、園内にはいたるところに列車が止められています。この列車、すべて車内を見ることが出来るんですよ。


ぉおっと、寝台車を発見。すごいですね。3段式寝台ですよ。実はしいな寝台車初めて見ました。と、ここへある親子が入ってきましたよ。

パパ:おぉ、懐かしかねぇ〜!学生んとき、修学旅行は寝台車やったとよ。

ママ:パパっ!寝台車やったと?

へぇー。って、このパパそんな年には見えないんですけど。寝台車に泊まる修学旅行どんなんでしょうね。布団じゃないから夜集まって話も出来ないし。きっと楽しすぎて、夜とか先生に怒られたりするんだろーなぁ…

ちなみに、日中は座席車として使用していた列車なんだそうですよ。


実際に使用していた列車を運転できるシミュレーターもあるんですよ。
シミュレーターは2台あるのですが、しいなは『189系特急あさま号』を体験してきました。


画面は180度景色が見えるようになっていて、運転席も本物です。列車の音も駅到着時の構内のアナウンスまで実際のものと同じです。

前橋市民なら絶対に乗ったことある『JR東日本高崎線』。
「うん、こんな景色あったかも…」。そんなことを感じるも場面あります。


ちなみに、運転はというと、…これが、かなり難しい。
「あっ、停車位置すぎちゃたよぉー」なんてことも。
って、しいなすべてダメだったんですけどね。


●『EF63形電気機関車』シミュレーター●
 碓氷峠運転シミュレーター【料金】 1回1000円(10分前後)

●『189系特急あさま号』シミュレーター●
 JR東日本高崎線、上尾〜熊谷間を各駅停車する列車。
 【料金】 2区間1000円(全区間8区間)

碓氷峠鉄道文化むら

【電話】027-380-4163
【場所】JR信越本線横川駅向かい側
【入場料】小学生未満 無料(保護者同伴)
     小学生 300円 中学生以上 500円
【HP】http://www.usuitouge.com/bunkamura/


さぁ、では『アプトの道』を実際に歩いてみましょう。

『アプトの道』は第3橋梁『めがね橋』を折り返し地点とした4.5kmのハイキングコースです。出発地点は『麻苧茶屋』。横川郵便局前から線路がはじまります。さぁ、廃線跡へレッツ・ら・ゴー!


道自体は線路の脇を歩くようになっています。でも、線路の上は禁止ではありません。

ってことで、「こんな機会はもうないだろう」と線路の上を歩いてみました。名づけて、『スタンドバイミーごっこ』。(上司命名)

ただ、しいなちょっと失敗したことが…
「4.5kmぐらい大丈夫だろう」とヒールのある靴きちゃいました。確かにハイキングコースを歩くのは無理なく歩けるんですけど…っね。線路の上を歩くのは、なかなか大変でした。


めがね橋までの道のりには5つのトンネルがあります。すべてのトンネルが短いものなのですが、「トンネルを抜けるとそこにはまたトンネルが…」という感じになっています。

狭いところが苦手なしいなには、恐怖のポイント地点となりました。それなのに、帰りもこのトンネルを通らなくてはならないなんて…
(※めがね橋を折り返した後、同じ道を通って横川駅に戻るのです)


国の重要文化財。

さぁ、見えてまいりましたよぉー。折り返し地点、『めがね橋』。
コレっ!しいなはコレが見たかったのですよぉー!!
これを見たくてしいなは…ブツブツ…(以下省略)


昭和38年9月まで橋の上を列車が走っていたそうですよ。しかも使用されたレンガ数は約200万個。レンガ造りのアーチ箸は径間数が4m、91.1mだそうです。スゴイです!さすがです!美しいです!(ちょっと興奮して鼻息「フガっフガっ」してます!)


ところで、『めがね橋』の上って登れること知ってますか?

ということで、橋の上へ行ってみました。周りの景色はいたって普通。「山っ、山っ!」って感じでした。でも、以前はここを列車が通っていたんですよね…不思議な感覚です。


そして、この『めがね橋』の上を通過し、トンネルを抜けていくと『碓氷湖』があります。この湖を一周して横川駅に戻るのです。

「あっ、さっき通ってきためがね橋がみえるんだぁ…うぅん??」


しいなが見たものはさっき通った『めがね橋』。しかしどうしたことでしょう。目の前にふたつの『めがね橋』が現れたのです。

調べたところ、正解は両方とも『めがね橋』じゃありませんした。そー言われてみると、全然違いますね。ダメだ、歩きすぎたか。


そして、行きにも通った『碓氷峠の森公園』に到着です。公園には小学生らしきコたちが虫とりをしていましたよ。虫とりあみなんて久しぶりにみましたよ。というよりは、虫とり自体が最近なかなか見ない光景ですよね。には『峠の湯』という浴場あるんです。

「ここまでくればもう少し。『峠の湯』でゆっくり休んで…いやいや、これは仕事だし。…でも」

とか悩みつつ、結局横川駅へ戻っていくしいなでした。


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